願うということ(2)

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そして、時は経ち

もう一人の子ども問題のことなんて、すっかり忘れたころに、今いる「子どものために」犬を飼うことにしました

これも大問題でした

犬や猫を飼った経験がないし、夫も犬を飼った経験がないし、相手は生き物です

生活スタイルが変わるし時間もとられることが想像できました

でも「子どものために」後悔したくなかったので行動しました

家に犬がいるイメージを具体的にしながら、実際に豆柴カフェへ行ってみたり、ペットショップで抱っこしてみたり、飼い方の話を聞いてみたりと次々に行動しました

「子どものために犬を飼いたい」という願いの実現に向けての行動でした

一番のネックは

飼ったことがなくても、犬はきっとかわいいだろう、そして、いつかくる別れに耐えなければならないという覚悟を持つことでした

とてもかわいいものを持つことは大変な幸せをもたらすけれど、失う恐れを抱えるリスクにもつながります

犬を好きになりすぎて、家族をないがしろにするようになるのではないかという心配もありました

でも「子どものために」してあげたいという気持ちが勝っていました

私は、「子どものために」願い、行動したのです

しかし、今、別の側面での「私の願い」が叶っていることに気がつきました

私は、犬を探すときに「男の子」と決めていました

おとなしい子がいいなと思い、そのような子を探しました

出会いを感じた愛犬は、おとなしく、弱々しく、初めて会った私の腕の中で眠り始めてしまう子でした

寂しそうな目で、僕を飼ってくださいといっているような雰囲気の子でした

飼うことが決まり、名前決めをするとき、とても自然に「もう一人の子ども」につけるはずだった名前を候補にしました(家族の反対で、もっと「犬らしい」名前に決まりましたが(笑))

そして、愛犬は、家族に「人間の子どもみたいだね」といわれるほど、甘えん坊で、赤ちゃんみたいな子です

犬という生き物が、こんなに赤ちゃんっぽいなんて知りませんでした

愛犬を抱っこしていると、赤ちゃんを抱っこしていたころを思い出します

愛犬が私の布団にきてくつろいでいると、赤ちゃんと添い寝していたころを思い出します

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